■侵入犯罪の統計資料 |
住宅などの建物に侵入して金品を盗む「侵入窃盗」、侵入の為に使用した器具が凶器になる場合もあります。 最近では、家人を脅して金品を強奪する「侵入強盗」も増加傾向にあります。 犯罪資料から、手口などを検討して、犯罪から自分を守る対策を講じる必要性があります。 |
◆侵入犯罪は増加の一方となっています。 侵入の手口・心理などを理解の上、防犯対策の参考にしてください。 |
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侵入犯罪の件数 警察庁発表の平成16年上半期の侵入犯罪の統計資料より |
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犯行の実態と犯罪者の心理 検挙された「空き巣ねらい」被疑者に対するインタビュー調査(対象35名、検挙歴あり89%)らよる犯行の実態と犯罪者の心理 |
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1.空き巣ねらいに入る地域 [空き巣ねらい]に入る家は自分の住む地域から選んだが11% ほかの地域から選んだが43% 特に決まっていない46%であった。 自分の住む地域から選んだ者にその理由を聞くと、土地鑑が あるから75%・近くて便利25%であった。 ほかの地域から選んだ者にその理由を聞くと、顔が知られていない から47%・お金がありそうな家 が多いから20%・入りやすく逃げやすい家が多いから13%であった。 |
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2.犯行現場への交通手段 犯行現場への交通手段は、 「徒歩」と「公共交通機関」がともに29%、 次いで「自転車」23% 「自動車」17% 「バイク」3% であった。 |
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3.犯行の動機 犯行の動機は、「生活費充当」が51%、「遊興費充当」43%「その他」6%であった。 |
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4.侵入した住宅を選んだ理由 「窓ガラスを破りクレセントを外せば簡単に入れるから」が最も多く 40%ついで 「人目に付きにくい家が多いから」31% 「現金を置いている家が多いから」29% 「戸締まりしていない家が多いから」26% 「ベランダに登りやすい家が多いから」17% であった。 |
窓ガラスを破りクレセントを外せ ば簡単に入れるから |
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人目に付きにくい家が多いから |
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戸締まりしていない家が多いから |
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ベランダに登りやすい家 が多いから |
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5.犯行前の下見で気にすること 狙う家や周辺の下見をした者は54% 下見したものが下見で気にすることは、「周辺の下見」では、 「人通りや人目は少ないか」46%、 「人通りや人目は少ないか」42%「留守の家が多いか」37%「お金が有りそうな家が多いか」16% などとなっている。 |
人通りや人目は少ないか |
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人通りや人目は少ないか |
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留守の家が多いか |
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お金が有りそうな家が多いか |
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「狙う家の下見では、 「家の人は留守か」63% 「入りやすく逃げやすいか」53% 「通りや近隣からの見通しはどうか」26% 「窓のクレセントや戸締まりの状態」21% などとなっている。 |
家の人は留守か |
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入りやすく逃げやすいか |
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通りや近隣からの見通しはどうか |
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窓のクレセントや戸締まりの状態 |
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侵入口と侵入方法 主な侵入口は、「窓」と「玄関」がともに31%「ベランダ」26% 「縁側」11%であった。 「ベランダ」と「縁側」はいずれも「掃き出し窓」であることから、 窓からの侵入が最も多い。 侵入方法は 「窓ガラスを破り手を差し込んでクレセントを外す」が40% ともっとも多く、次いで「戸締まりをしていない箇所を探す」31% 「隠してある合い鍵を探す」11% などとなっている。 |
■主な侵入口 | ||
玄関・裏出入り口 |
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縁側 |
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ベランダ |
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窓 |
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■主な侵入方法 | |||
戸閉まりをしていない場所を 探す |
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隠してある合い鍵を探す |
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窓ガラスを破り手を差し込んで クレセントを外す |
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ドアの明かり取りガラス破り、郵便 ポスト受けなどからサムターンを回す |
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工具などで錠を破壊する |
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面格子を破る |
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その他 |
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破りやすい窓とガラスを破る時の注意 最も破りやすい窓は「掃き出し窓」が最も多く49%であり、 次いで「腰高窓」などの順になっている。 破る時に注意することを聞くと、「なるべく音を立てないように破る」 者が最も多く46%で 次いで「少々の音は気にしないで破る」14% 「大きな音がしても素早く破る」という荒っぽい手口は6% であった。 物色にかける時間 物色にかける時間は「5分以内」「5〜15分以内」がそれぞれ43%となっており、 「30分を超える」と答えた者はいない。 |
■破りやすい窓 | ||
掃き出し窓 |
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腰高窓 |
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出 窓 |
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その他 |
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■ガラスを破る時の注意 | |||
なるべく音を立てないように破る |
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少々の音は気にしないで破る |
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大きな音がしても素早く破る |
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その他・無回答 |
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侵入をあきらめる時間 侵入に手間取り侵入をあきらめる時間は、 「2分以内」17% 「2分〜5分以内」51% 「5〜10分以内」23% などとなっている。 |
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留守を確認している。 留守の確認は 「玄関のインターホンで呼んでみる」が46% 「人の動きが無いか見張っている」20% 電話をかけたり石を投げつけたりなどの行為 で留守を確認している。側 |
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